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帝京大学ラグビー部の岩出監督から聞いた①「イマドキの子どもの特性と接し方」

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こんにちは、完伍(@kangohayashi)です!


9月19日(火)、帝京大学ラグビー部監督の岩出さんにお話を伺ってきました。

▼前回の記事はコチラ
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この記事では「イマドキの子ども(学生)との上手な付き合い方」に関する岩出さんの考えとボクの所感をまとめています。

はじめに

指導者として部活動に携わっている方々の多くは、「イマドキの子どもは〜」だとか「親のしつけが〜」だとか、とにかく自分たちの指導が上手くいかないことの原因を、子どもや親のせいにしてしまっていると感じていて。

教育に関する勉強を怠る自分のプロフェッショナル意識の低さを棚に上げて、日々、愚痴や文句を垂れ流しながら子どもたちと接しているわけです。

プロとしての自覚に欠けた名ばかりの先生に、子どもたちが非難される筋合いはないですよね。


時代の流れとともに、今を生きる子どもたちの「本質」は変わらなくとも「特性」は変わります。

子どもたちと距離をとるんじゃなくて、指導する側がキチンと頭をアップデートしながら歩み寄ってあげないといかんでしょ。

じゃないと、子どもたちが可哀想です。

学校では先生を選べないしさ。


8年連続で大学日本一へと導いた岩出さんは、イマドキの学生とどのように接しているんでしょうか?

イマドキの子どもの特性と接し方

以下、青文字は岩出さんのご意見です。

-イマドキの子どもは意外に難しくない。ただ、少子化でオトナから可愛がられてきた分、どうしても受け身。
だから、最初から自分で考えて動くことなんてできない。デジタルを身近に育ってきたから、対人関係に慣れていなくてうまくコミュニケーションがとれない。

やってきてなかったから、慣れていないからできないないだけで、教えてあげればできる。

目の前にいる子どもは、今日に至るまでの経験や家庭環境をもとにできあがった産物。一人ひとり背景が違うことを理解して接してあげればいい。-


確かに、ボクが母校で臨時コーチを務め子どもたちと関わっていた時に、岩出さんと同じような「特性」を感じていました。

例えば、自分たちがプレーするグラウンドなのに「水をまきますか?」と平気で質問してくる子がいたし、他人のミスに気づいてるんだけどアドバイスを言葉にできない選手が多かったです。

普段から自分の頭で考えて行動したり、自分の考えを正確に相手に伝える練習をしていないと、グラウンドに出てきても、できっこないですよね。

「何でこんなこともできないんだ?」とイライラするんじゃなくて、「できなくて当たり前」から「できる喜び」を教えてあげることが指導者の役目であることを忘れないようにしたいですね。


そして、一人ひとりのバックグラウンドに違いがあることを理解し(というよりキチンと一人ひとりと向き合う)、子どもたちそれぞれに合わせた接し方を心がけることの大切さについて、とても共感しました。

具体的な接し方については、現場で子どもたちと関わりながら学んでいくものだと思うんですけど、とにかく「一人ひとりを知る努力」を怠るようでは、指導者失格ですよね。

指導者がエライ時代はもう終わっていて、「学生と同じ目線をもてる指導者」が新しい教育を創っていくんでしょう。

わかっていても難しいことだと思います。

どんな子どもでも優しさをもっている

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岩出さんは言います。

-一人ひとりに向き合うと言っても、中には本当に性根の腐った奴がいるかもしれない。けど、それには絶対原因がある。幼い時の嫌な経験がトラウマになっていることもあるし、教師に対する不信感をもっているかもしれない。脳に刻まれたイメージはそう簡単に変わらないからね。

人間は、体験や経験をどう積み上げてきたかによって発想が変わる。歯向かうのも、歯向かうだけの背景があるはず。

僕らだって、警察を見たらどうしても不信感をもってしまう、イメージで。パトカーや白バイが目の前にいたら、別になんも悪いことをしていないしされてもいないのに、なんか堅苦しくなる。それと同じ。子どもたちは「こうあるべき」の前に、「こうであった」の積み重ねをしてきている。

それをわかってあげれば、若い子も素直になってくる。すさんだ子を作っているのは世の中なんだよ。「ありがとう」と言えば「ありがとう」と返ってくるし、「コラァ!」と言えば「コラァ!』と返ってくる。人間なんてそんなもん。優しく優しく接してあげれば、猫のように優しい人間になる。-


ハッとさせられますよね。

子どもに対して怒りをぶつける教育は無意味。

恐怖を与えて無理強いをしても、子どもたちは納得しないです。

その場では聞いているフリをしているけど右から左に流れているでしょう。


指導者には、丁寧に丁寧に根気よく向き合う器の大きさが必要ですね。

さいごに

岩出さんと実際にお会いして一番に感じたのは、「とにかく懐が深い」ということです。

練習を見学しましたけど、学生に対して怒りをぶつけることはまずありません。

まさに指導者(先生)の鏡だと思うんですよね。


旧態依然、上意下達な高校野球の世界に、岩出さんのような方はいるんでしょうか...。



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