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帝京大学ラグビー部の岩出監督から聞いた②「上級生が親の代わりをする理由」

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こんにちは、完伍(@kangohayashi)です!


9月19日(火)、帝京大学ラグビー部監督の岩出さんにお話を伺ってきました。

▼前回の記事はコチラ
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帝京大ラグビー部では、「上級生が下級生の親代わりをする文化」が根付いています。

こう聞いて、あなたはピンときますか?

よくわかんないですよね。


端的に言うと、「新入部員には一切仕事が割り当てられない」ということです。

部員全員が寮生活を送るみたいなんですけど、食事当番すら上級生の役目。


体育会、特に高校野球界と言えば、強烈なタテ社会をイメージしますよね。

大阪のPL学園野球部出身者は、「1年生は奴隷」「2年生は人間」「3年生は神様」と表現しています。

ボクも高校時代は、センパイの言うことは絶対で、あらゆる雑用をすべて下級生が担う環境で過ごしていました。


帝京大ラグビー部は、なぜ従来の体育会的精神論を排除し、「現代風のつながり方」を大切にしているのでしょうか。

上級生が下級生の丁寧な習慣づくりをサポート

結果を出すためには、「環境を整える→身体を整える→マインドを整える」のサイクルが何よりも大切と言うのが、岩出さんの考えです。

この意見にはボクも大賛成で、日常生活を正すことが実力向上につながるということは、これまでの人生で実感してきました。


帝京大ラグビー部の何がすごいかというと、1年生の間に丁寧な習慣づくりができる環境を整えているところです。

上級生が親代わりをする理由はここにあるんですよね。


岩出さんは言います。

-入ってきたばかりの下級生は自分のことで精一杯だから、まずは自分のことに専念させてあげる。上級生は余裕があるから、自己成長を目指し続けるのはもちろん、周りにも力を使ってあげる。

マズローの五段階欲求的に言うと、まずは下位の「生理的欲求」「安全欲求」を満たすことからはじめる。新入部員はまず環境に慣れることがスタート。

その2つが満たされてはじめて、「尊厳欲求」というものが出てくる。これは、他人に認められたいという気もち。上級生は、下級生を助けてあげることでこの欲求を満たす。-


たしかに、右も左も分からない不安な状態で、あらゆる雑用をこなしながら、自分を見つめて生活習慣を正す余裕なんてないですからね。

上級生が下級生をあたたかく迎える帝京大ラグビー部の文化は、まさしく理に適っていて、すべての体育会組織がマネをした方がいいと感じました。

文化形成にはコツコツと時間をかけるしかない

岩出さんは、今日の帝京大ラグビー部を創り上げるまでに、長い年月を経てコツコツとやってきたとおっしゃっていました。


-そもそも最初は、こういうことが大切だと気づいていなかった。子どもたちを見る客観的な視点も備わっていなかった。だから上手くいかない期間が続いたし時間がかかった。

それでも、1年にひとつのペースで、面倒なことを少しずつ役割分担してやってきた。

指導者サイドの意見をすり合わせて、トライ&エラーを繰り返してきたからこそ今がある。-


上意下達の傾向が強い高校野球界で、ある種の「上下関係の逆転」を浸透させていくには、相当なパワーがいると思います。

立場が上の人間に服従して、ただただ指示通り動く"ヤバさ"に指導者側が気づかないと、なかなか厳しいでしょうね。


高校野球の世界で、一体どれくらいの指導者が時代を正しく読み、今必要な教育をカタチにしようとしているんでしょうか?

さいごに

教育現場を見て学んでいく中で、「こうあったらいいな」が自分の頭の中でどんどん膨れていきます。

ホント変えたいんですよね、高校野球界を。


日本一周を終えた後に、どのように教育現場に携わっていくか定まっているわけじゃないけど、引き続き目の前のコトに集中して活動していきます。



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